ローソンの街の健康ステーションとしてのイメージ戦略とファミマのライザップコラボの違い【ダイエットコラム】

ブランパン=糖質が低いイメージを定着させたローソンとこれからのファミマ

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先日糖質の問題がもっと広まるにはセブンイレブンが乗り出してくるのが必要という記事を書きました。

 

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糖質制限ブームによって糖質がどんなものかを知り、なるべく糖質を抑えたいと思う方は着実に増えてると思います。

でも家でずっと自炊して、外出時にはお弁当を持って行くなんて毎日はさすがにできませんよね?

自分なんかいつも時間的にギリギリの生活をしてますから、寝坊したりすると一日外食なんて日も多かったりします。(寝坊しなきゃいいじゃんというツッコミは置いといて)

そういう時にいつもは便利なコンビニが、とても不便に感じるときありますよね?

食べるものも限られてきて、毎回同じようなものばかり食べるしかなくなっちゃう。

自分なんかほぼゆで卵とチーズですよ(笑)

そういう時にちょっと変化を出せるのが、ローソンやファミマで展開している低糖質食品です。

ローソンではブランパン、ファミマはライザップシリーズが定番になってきました。

特に食事となるとローソンのブランパン一色です。

しかしこのブランパン、出た当初から考えると糖質の量がものすごいことになってます。

 

イメージの植え付けに成功したローソンのブランパンシリーズ

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ローソンのブランパンは一番最初のプレーンなロールパンタイプが最初に出たんですが、その糖質は一個あたり僅か2.2gという驚きの数字。

まあ、このブランパンも最初は確か一個6gくらいだった記憶があります。

糖質制限ブームに乗って改良したんですよね。

だって最初は食物繊維とカロリー重視だったイメージですから。

そしてこのベーシックなブランパンの驚くべき糖質量と糖質制限ブームによって、ブランパン=糖質低い=ダイエットにいいというイメージが確立されます。

そして話題になるにつれバリエーションが出てきます。

ベースのブランパンを食事として食べやすいように具材を追加したものです。

ブランパンは匂いや食感を考えるとそこまで美味しいものじゃありません。

なので更に改良が加わっていきます。

そしてブランの食パンを代表する糖質を限界まで引き上げて食べやすく美味しくして行くという感じになってきました。

ブランの食パンの糖質量が一枚12.4g。

ベーシックなのと比べると驚きの高さです。

しかしこの食パンは好意的に受け取られました。

それは食パンよりも糖質が低いというのもありますが、ブランパンシリーズだからというのが一番大きいでしょう。

今までもクリームチーズのとか、普通の菓子パンと変わらない糖質のとか出てますが売れています。しかもレギュラー化になってるというw

糖質制限で一食における糖質摂取量は20g未満が推奨されてますよね?

そこを切っていればある程度安心という考えになったという事でしょう。

一番はブランパンは糖質が低くてダイエットにいいシリーズだというのが認知されているということが大きいと思います。

 

だから今後は糖質2.2gとかの商品は出てくることはなく、糖質10g前後の商品が次々投入されてくると思います。

つまりブランパンシリーズは糖質が低いイメージを消費者に植え付けた後、不満点だった味と食感を重視する方向に切り替えたんだと思われます。

それはそれで味を追求するという意味では間違ってませんし、ベーシックなブランパンが売られている現状では選択肢もあるのでいい方向かもしれません。

 

糖質がとにかく気になる=ベーシックなブランパンを自分で好みのトッピングで食べる

糖質は気になるけど美味しい方がいい=菓子パン&惣菜系ブランパンシリーズ

 

ちゃんと住み分けができています。

そして低糖質な街のお菓子屋さんシリーズ、ナチュラルローソンを含め、街の健康ステーションという大きなイメージを植え付ける事に成功しています。

 

対抗するファミリーマート、違う角度から攻めるセブンイレブン

これを追うのがファミリーマート。

やはりダイエット=痩せるというのはビックキーワードです。

ローソンが話題になっているのに、これを見逃すのは損というものです。

コンビニの日販シェアはセブンイレブン、ローソン、ファミマの順です。

ファミマは店舗数は多いけど、日販ではローソンに負けてるんですね。

話題になればお客さんも増えます。

話題の商品だけ買って行かずに他にもなんか買ってきますからね。

そういう仕掛けとしてはダイエットというのは本当に魅力的なビックキーワード。これに乗らない手はありません。

しかしブランパンが話題になった時点で後追いのファミマは失敗してます。

ひっそりと出しても認知されない。そこでライザップというダイエットではかなりのビックキーワードと手を組んだんでしょう。これは正解です。

ライザップとしても、以前組んでいたミニストップよりもネームバリュー、店舗数共に大きいファミマとのコラボは旨みがあります。

最初の頃は糖質だけ下げりゃ文句ないっしょ? 的な商品の多かったファミマでライザップシリーズですが、どんどん味も改良されてきています。

先が楽しみですよね。

そしてセブンイレブン。

全体的な商品(プライベートブランド)での健康をメインに持ってきてますが、まだまだ弱いです。

ただ添加物を含めた商品の質をあげているのはさすがといったところ。

しかしそれではインパクトにかけるのも事実なんですよね。

もう一回言いますが、セブンイレブンがこのコンセプトを維持したままで、低糖質に舵を切った時こそ、コンビニにおける低糖質食品戦争が始まるんです。

それはイオングループが全体(イオン、マックスバリュー、ミニストップ、まいばすけっと)で力を入れても大したことがない程度になるのとは大違いなほどにね。

体に悪くても美味しいと感じる食品。体にいい食品。色々な選択肢が増える事が、消費者にとって一番いい事だと私は思ってるんです。

 

まとめ

糖質オフ食品はまだまだブームの段階です。

ローソンが糖質が低くても美味しさを追求する方向に舵を切ったのは商品展開からも伺えます。

美味しくて低糖質。これが糖質オフ食品が世間に認知される最高のスパイスになると私は思うんですよね。

だから今はそれでいいと思います。

この動きが大きくなってくる事を祈ります。

ベーシックなブランパンだけは販売終了しないでねw

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